幻像水月

 洋画メインで映画のレビューとかリアルのこととか書いてます。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
 はい、お久しぶりです。一ヶ月半ぶりですね。ずいぶん長いこと放置してましたね。すいません。
 まぁ、一応復帰ということでひとつ・・・。
 何事も無かったかのようにアクション映画レビューを再開します。今回はリハビリ。

 そんなわけですが、今回の映画は「ブレイド」。一作目のレビューをまだやってなかったようです(汗
 そういえば、「ブレイド」のTVシリーズがありますが、どうなんだろう、あれ。


 【ストーリー】

 人間とヴァンパイアの混血として生まれ、日夜ヴァンパイアを追いつづける吸血鬼ハンター・ブレイド。
 しかし世界制覇をもくろむフロストは「マグラの書」の解読に成功し てヴァンパイアによる人間支配を確立しようとする…。


 【映画の感想】

 今改めて見ると、CGがなかなか雑なんですが、「ブレイド3」の時にはほぼ消えうせてしまった血の表現がすごい。正直気持ち悪いんですが、この気持ち悪さが「ブレイド」の魅力のひとつであるのもまた事実。初めて見たのは中学のときでしたが、当時はこの表現に耐えられなくて2作目をみるのをやめたものですw なので、グロテスクな表現が苦手な人はご注意をば。
 
 しかしなんだ。今回のラスボスの邪神。まったく神っぽくないです。あれはデザイン以前の問題ではないだろうか。イラストにすると格好よかったりするんでしょうがw
 ていうか人間だろ、あれ。普通に雑魚敵と見間違えてしまうので、そこら辺どうにかならなかったものか・・・。

  銀の杭、にんにくエキス入りの弾丸など、誰もが知っているであろう、ヴァンパイアの弱点を使い、剣を振り回すという実にわかりやすい設定でただひたすらブレイドに引き込まれていきます。だから実際邪神が云々言ってても見ている間はあまり気になりません。ブレイドだけを見ていればそこに映画の魅力が詰め込んであるはずです。


 でも個人的には2作目が好き。


 【個人的見どころ】

 ウェズリー・スナイプスがかっこいいとしかいいようがない。それでこの作品は成り立ってます。
 特に冒頭でブレイドがクラブを襲撃するシーン。
 「ブレイド」は特に冒頭の戦闘シーンに力入ってます。


 【スタッフ/キャスト】

 監督: スティーヴン・ノリントン
 製作総指揮: アヴィ・アラッド、ジョセフ・カラマリ、マイケル・デ・ルカ、リン・ハリス、スタン・リー

 原作: マーヴ・ウォルフマン、ジーン・コーラン
 脚本: デヴィッド・S・ゴイヤー

 出演:ウェズリー・スナイプス、スティーブン・ドーフ、クリス・クリストファーソン ・・・他
スポンサーサイト
 観てきました。平日だけあって人が空いていてまったりと見ることができました。

 そんなわけで今回は現在公開中の映画「ハンコック」のレビューに入りたいと思います。アクション映画のレビューを書いているところでしたので、ちょうどいいですねw

 それにしても、「劇場内での撮影、録音はやめろ」という海賊版ビデオの取り締まりのCM(ビデオカメラのかぶりものをした男が踊るヤツ)、あれ気味悪いからやめてほしいねん。
 ちょっと前までやってた海賊版取締りのCMよりはマシですが・・・(女の人が黒い涙流すやつ)。

 あ、予告編を観て気になる映画がいくつかあったので、近々また劇場に行って、新作映画のレビューをするかもしれません。


 【ストーリー】

 超人的な力でロサンゼルスで起こる事件や事故を解決するが、同時に街に損害を与える男・ハンコック。
 彼による街の被害は甚大であるため、市民からは毛嫌いされていた。
 そんな彼に命を助けられたPR会社の社員・レイは、ハンコックのイメージ回復作戦に乗り出す。彼を刑務所に入れて罪を償わせた上で、正義のヒーローとして復活させようというのだ。

 「二週間たてばみんなは君を必要とする」とレイは言うが、二週間すぎても市民はハンコックを必要とせず・・・。


 【映画の感想】

 街の犯罪を防ごうとその力を使ってみれど、そのたびに街を破壊していく上に飲んだくれでその上大人げない。とんでもないくらいダメな男、それがハンコック。

 映画序盤のハンコックはすこぶるかっこ悪い。いかにも酒臭そう(常にウィスキーを持ち歩く有様)だわ、薄汚い服は着てるわ、セクハラはするわ、堂々とゲップはするわ、街は壊すわで。いやぁ、実に美しくないwww

 しかし、彼には悪行は絶対に見過ごせないという熱いハートが宿っています。街を破壊するのはまぁ、アレかもしれませんが、彼はとても不器用な人間なんですね。
 自分は正しいことをしているはずなのになぜかブーイングの嵐を食らう。街の人がなぜ怒っているのか分からないから少しずつ亀裂が広がっていき、知らず知らずのうちに心がすさんでいってしまったんでしょう。

 そんなある日、電車と事故を起こしそうになっていた男、レイを救ったことから彼の人生が一転する。人から感謝をされたのだ。
 ハンコックによって命を救われていた男、レイは広報戦略の仕事をしているが、うまくいかず、取引先の人間からは鼻で笑われる毎日だった。思えば、そんなところに彼はハンコックに親近感をいだいたのだろう。
 レイはハンコックを夕食に招待し、ハンコックの名誉回復の作戦を立てる。ここで、ハンコックがその作戦にすんなり乗ったのも、自分をここまで良くしようとしてくれる人間に少し興味をもったのではないでしょうか。あるいは、レイに感謝されたのが嬉しかったんでしょうね。
 「今までの罪を改め、刑務所に入れ」というトンデモ計画にも意外とすんなり従いました。もうこの時点でハンコックはレイのことを信頼していたんですね。


 この計画はその後、文字通り想像を絶する展開へと向かっていくのですが、まぁ、それはご自分の目でw


 つまり、何がいいたいかというと「ダメな人間コンビが街を救う」という、マイナスかけるマイナスがプラスになるような、そんな構成がとても面白いと思いました。救うのがあくまで「街」であって「国」や「世界」を守るとは違うのも注目してほしい。
 ダメダメコンビが小さいけど大きなことをする、みたいなのがいいんですよ。



 映画は中盤でびっくりするような展開を迎えますが、気づけばそれをすんなりと受け止めているんですよ。というのも、その展開が後々のシーンの重要な課題になっているんですよ。言葉だけでみると、なんのこっちゃと言わざるを得ませんが、これ以上言ってしまうとネタバレになってしまいます(滝汗)

 用は、「ハンコック」という映画の全貌が見えるのは中盤を迎えてからということなんです。映画前半はハンコックという男がいて、トンデモパワーで街をめちゃくちゃにして、人々から非難を浴びるけど、ヒーローとして生まれ変わることを決意するまでのことが語られています。観ている側の人間は「こいつダメな奴だなぁ」などと思いながらも、どこか彼には立派なヒーローになってほしい、という思いを抱くことかと思います。

 それに対して、後半はハンコックという男の居場所、生きざまなどを視聴者とともに共有するようなつくりになっているんです。前半部分ではあえて閉ざされていたハンコックのバックボーンが語られ、ヒーローとして生まれ変わったハンコックがどんな行動をとっていくのか、という作りです。
 観ている側としては彼に感情移入をしていくような運びになることかと。

 映画の後半の移り変わりとなる、ハンコックが本当のヒーローとして生まれ変わったシーンは感動的です。

 また、映画のところどころにコメディ要素もちりばめられており、ハンコックの人間性が引き立てられてどんどん彼に引っ張り込まれていきます。このコメディ部分もこの映画ならではのもので、なかなか笑えます。劇場内がちょっとした笑いの渦に取り込まれました。
 キャラクターの魅力を最大限に引き出している感じで非常にいいですね。
 どちらかというとストーリーよりキャラクターが魅力的な映画なので、こういう表現はとてもよく生きていると思う。

 この映画の結末も良いですね。思わず「そうきたか!」とw キャラクターの設定の一つ一つを大事にしている感じがします。


 決して「名作」ではありませんが、いい意味で「良作」に位置する作品だと思います。利益や人気などのステータスにこだわらず、映画の内容としても変に気取らない、そんな映画になっている気がします。

 ある意味ハンコックを救い、彼をヒーローへと変えた言葉〝Good Job!〟 これだけで救われた気分になります。この映画は人にお礼を言うとか、他人を労うとか、そういうことの大切さ、強さを思い出させてくれるような映画でもあると思う。
 やはり言葉は魔法です。


 【個人的見どころ】

 ハンコックが拍手を送られるシーンとクライマックスの、ハンコックが力を少しずつ取り戻していくシーンが特にいい。どのようにいいかは映画を観ていただければきっとわかっていただけることかと。両者のシーンを盛り上げるBGMも忘れてはならない。過度な演出もしてないのに感動を覚えるシーン。とても印象的でした。

 あと、刑務所内の「俺はハンコック。酒を飲む」といったときのシーンが好きです。彼を変えた劇的なシーンだと思う。


 【キャスト/スタッフ】

 監督:ピーター・バーグ
 脚本:ヴィンセント・ノー、ヴィンス・ギリガン
 製作:アキヴァ・ゴールズマン、マイケル・マン、ウィル・スミス、ジェームズ・ラシター
 製作総指揮:イアン・ブライス、ジョナサン・モストウ、リチャード・サパースタイン

 出演:ウィル・スミス、ジェイソン・ベイトマン、シャーリーズ・セロン

 配給:コロンビア映画
 上映時間:92分
 伊豆旅行のレポートも済んだところで映画レビューを再開したいと思います。それにしても、旅行はカンカン照り(一日目は雷雨にやられましたが)であって汗をダラダラ流しながら海に入ったものですが、ここ最近は雨や曇りが多くてめっきり涼しくなってしまいました。
 夏大好き人間の僕としてはもうちょっと暑い日が続いてもよかったんじゃないかと思うのです。外で立ってるだけでも汗が噴き出てくるあのくどい陽気こそ夏の醍醐味なのに・・・。

 このまま秋突入だろうか。寒いのは無理です(つД`)


 さて、映画のレビューにはいりましょう。
テルルイ

 今回は「エイリアン」や「グラディエイター」などで有名なリドリー・スコット監督の映画「テルマ&ルイーズ」のレビューをお届けします。
 アクション映画ではありません。僕が間違えて借りただけです。でも、せっかくなのでアクション映画祭に組み込みます。すくなからずのアクション要素はあるのでw


 【ストーリー】

 アメリカのアーカンソー州の小さな町にすむ二人の女性、テルマとルイーズは親友同士である。テルマは自分を束縛する夫から逃げるように、ルイーズはウェイトレスとして働く退屈な日々に別れを告げるように泊りがけのドライブを計画する。
 当日、二人は夫も仕事も何もかも忘れて思いっきり羽を伸ばした。旅の途中で、テルマは休みを取りたいと言う。ルイーズは嫌々ながらもテルマの我がままにしたがい、近くのバーに車を止める。

 しばらくして、テルマが悪酔いしてしまった。少しはじけすぎたようだ。だからルイーズは嫌だったのだ。そこに、バーの店員であるハーランがやってきてテルマを口説き始めた。そして、ルイーズが少し目を話した隙に、テルマとハーランはどこかへと消えてしまった。
 ルイーズは心配になり、外へ出る。と、そこに二人はいた。が、どうも様子がおかしい。
 ハーランはテルマを犯そうとしているのだ。一瞬で興奮状態になったルイーズはテルマが護身用に持ってきた拳銃をハーランに突きつける。
 ハーランはテルマを開放するが、ルイーズに侮蔑の言葉をぶつける。興奮状態に陥っていたルイーズは思わず引き金を引いてしまう。ハーランは人形のように崩れ落ち、息絶えた。

 二人はパニック寸前だったが、誰にも見られていない隙に逃げようと考えた。このときから二人は途方もない逃亡劇を繰り広げることとなるのだった。


 【映画の感想】


 襲われそうになったとはいえ、一人の人間を殺してしまった二人。その瞬間から始まる果てしない逃亡劇。それが「テルマ&ルイーズ」
 人を殺してしまったことで、二人の絆の間にも大きな亀裂が走りますが、糸一本程度の太さで辛うじて関係を保っていたりします。でも、いつのまにか仲直りしてたり。つまり、この二人の友情がこの映画のすべてなんです。 

 この映画の感想を簡潔に言うなら、「見れば見るほど結末が気になる映画」です。時間がたつごとに泥沼化していく事態。最初は「殺人容疑」だった彼女らですが、最後には○○○という扱いになっています。彼女らを見る世間の目がみるみる変化していき、彼女たちもまた、知らず知らずのうちにそのことに適応して行きます。


 130分ほどの、比較的長い映画ですが、それを感じさせない構成の巧さがあります。
 逃亡劇ということで、場面は車の中でのシーンが多いのですが、そこにある彼女らの会話、仕草そういった物に全く無駄がないんですね。一見何気ない会話に見えてもそれが実は次のシーンのための布石だったり。作り話だからこそできるこういう作り方が遺憾なく発揮されています。

 さて、そんな長い映画が迎える、待ちに待った結末ですが、これもまたすばらしい。
 あの警察の対応は冷静に考えてみればやりすぎですが、少なくとも映画を見ている間はそんなの全然気になりません。むしろ燃えます。まさかあそこまでスケールがでかくなるなんて誰が考えたことか。

 「一難去ってまた一難」が繰り返されるストーリーでありながら、その展開に飽くことは決してなく、テルマとルイーズがどのようにしてその一難を乗り越えていくのかがこの映画の最大の魅力だと思います。
 見ていくたびに?一難?が大きくなっていくので、目で見てるだけでも面白いんですね。で、映画のラストにはメガトン級の一難が待っていると。その一難に立ち向かう二人は実に輝いていました。ぜひご自分の目でw


 この映画で残念な点をひとつ挙げるとするなら、彼女達が何を言ってるのか分からないときがあるところです。これは果たしてジョークなのか、皮肉なのか、それとも本気で言ってるのか。
 正直どう反応していいか分からないような台詞がいくつかあるので、たぶんこれらの台詞はスルーでいいと思います。 

 この物語が迎える結末がハッピーエンドであるのか、バッドエンドであるのか。気になる方は是非。
見てもどっちか分からない方は彼女達に聞いてみれば分かるかもしれませんよ。


 【個人的見どころ】

 テルマの男運の無さですね。もうかわいそうなくらい恵まれてないw
 彼女の男運の無さがさらなるトラブルを呼び、事態を泥沼化させてしまっています。
 もはや疫病神レベル。
 でも彼女の男運の無さが映画を盛り上げているのも事実。

 あと、荒野で閉じ込められた警官。とんだとばっちり。子供が待ってるのに、かわいそすぎるwww


 【キャスト】

 監督:リドリー・スコット
 製作:〃、ミミ・ポーク
 脚本:カーリー・クーリ

 出演: スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、ブラッド・ピット ・・・他

 上映時間:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
 配給:129分
 旅行レポート後編前に映画のレビューをひとつ。

 フェイスオフ

 ジョン・ウー監督、ニコラス・ケイジ主演の「フェイス/オフ」です。
 「今更?」なんて言わないでね(;´Д`)








 【ストーリー】

 FBI捜査官のショーン・アーチャーは、6年前に息子をテロリストのキャスター・トロイに殺されて以来、キャスター逮捕に取り付かれていた。
 ついに宿敵を逮捕したショーンだが、キャスターがロサンゼルスに細菌テロを仕掛けていることを知る。
 キャスターは植物状態、彼の弟のポラックスは兄しか信用せず、細菌爆弾の在り処を聞き出すことが出来ない。苦慮の上、ショーンはキャスターの顔を自分の顔に移植し、キャスターになりすまし、ポラックスが収監されている刑務所へ赴くこととなる。

 囚人として扱われつつも情報を収集していたショーンにさらに悪い知らせが入った。なんと、あのキャスター・トロイが自分の顔をかぶり、目の前に現れたのだ。


 【映画の感想】

 いろんな要素がつまっている映画、というのがまず最初に浮かんだ感想です。 アクション映画としての魅力は勿論、人情活劇としても楽しめますし、感動映画としての側面も持った、非常に凝った作りの作品だとおもいます。それでいて各要素がまったく喧嘩せずに純粋なアクション映画として腰を落ち着けているんです。それだけ入念にプロットが練られているということです。

 その上、アクションもまた迫力があって素晴らしいと思います。ボートで海を駆るシーンなんて迫力満点です。手に汗握る攻防にあなたも釘付けになること間違いなし。
 まとめて言うならば、アクションとシナリオのバランスが非常に取れているんです。
 顔を入れ替える云々の設定にはだいぶ無理がありますが、最高のシナリオ、息を着かせぬアクションという最高の素材によって調理されることで、モンスター・ムービーへと変貌します。
 

 主人公のひとりであるFBI捜査官、ショーンが犯罪者キャスターの顔を移植するというとんだとばっちりを受けたせいでこれでもかと理不尽な目に遭います。なんだか泣きたくなるくらいかわいそうです。
 でも、そのおかげで彼は今まで知りもしなかったことをショーンは知ることができました。「フェイス/オフ」という映画の魅力はこの部分にあるのではないでしょうか。

 「オリバー・ツイスト」のレビューの時にも似たようなことを言いましたが、この映画の主人公は「光」と「影」を行き来する人物です。今まで自分にとって「光」であったものが一転して「闇」になります。
 例を挙げるなら、FBIであるショーンにとって刑務所という場所は犯罪者を隔離しておくために重要な施設です。犯罪者が捕まれば必然的にここに送り込まれるので一般の人とっても重要な施設です。そういった意味ではショーンにとって刑務所は「光」です。
 ところが、テロリストであるキャスターにとって刑務所というところは死んでも行きたくない場所(彼の場合は「捕まえられるものなら捕まえてみろ!」と言っているようなものですが、まぁ、つかまりたくはないでしょう)であるわけです。これは当然「闇」にあたるわけです。

 今まで「光」であったものが「闇」となり、自分に迫りくるという状況の絶望感は底知れないものでしょうね。ましてや、ショーンにはFBI捜査官としてのプライドや、信頼する仲間や家族のこともあります。絶対に譲れないものを取り上げられる苦痛もまた計り知れないものだったのでしょうね。
 キャスターの顔を使うという決断は決して画面では見ることの出来ない葛藤があったのではないかと思います。
 犯罪者として生きることを余儀なくされ、「闇」の中をうろつくショーンですが、そこで見つけたのが一寸ほどの小さな「光」 それは女性の形をしています。そして、その女性の隣にあるある者の姿。
 この女性は「闇」を歩きまわるショーンにとっては非常に重要なキーとなります。
 まぁ、その女性がどのような決断、行動を起こすかは映画を見ていただくとして・・・w


 そして、ショーンの顔を使うことでFBI捜査官の地位を得たキャスターは文字通り好き勝手やってます。人の妻を寝取るわ、さらなる権力を授かってあたかも王様のように振舞うわで。
 今までの復讐と言わんばかりにあの手この手でショーンを落としいれ、味方さえも根絶させようとしていている一方で、ショーンの不良娘と彼なりの方法で向き合ったり、ショーンの妻とよりを戻したり(?)など、意外なシーンもありました。たぶんこれがなければラストシーンは生きなかっただろうし、教会のあのシーンも生きなかったでしょうね。

 世界の入れ替わったショーンとキャスターが何気なく起こした行動が後々の結果になるという話の構成が非常によかったです。これはまさに映画だからできることなんですよね。
 「あれがここにくるのか!」という感動がありますしw だからまさかアクション映画で泣きそうになるとは思わなかったわけで・・・。リアルなストーリーの映画や現実では絶対にありえないあの(いい意味で)作り物感がたまらないわけですよ。


 アクション面での感想をもう少しするならば、やはり二丁拳銃のアクションでしょうか。最近となってはもはや主流となっている二丁拳銃ですが、この映画の二丁拳銃はやけに映えるんですよ。変に気取ってないところが良いんですかね? 映画を見てても他のとの違いが明確にわからないのですが、とにかくかっこいいんです。しびれます。


 百聞は一見にしかず。普段アクションは見ない、という方もぜひともご覧になってください。


 【個人的見どころ】

 主演を勤めているニコラス・ケイジとジョン・トラヴォルタの演技でしょうか。ショーンであってキャスターであるもの、キャスターであってショーンであるものというのを二人は見事に演じ分けています。それでいて元の人物像のイメージがまったく崩れないのだからすごい。
 個人的にはショーンとなったキャスターの壊れっぷり加減はすさまじい。権力乱用とはまさにこのことw

 それと、教会での果し合いのシーンは必見。


 【キャスト】

 監督:ジョン・ウー
 製作総指揮:マイケル・ダグラス
 製作:デビッド・パーマット、テレンス・チャン
 脚本:マイク・ワーブ、マイケル・コリアリー

 出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタ、ジーナ・ガーション ・・・他

 上映時間:138分
 配給:ブエナ・ビスタ・インターナショナル・ジャパン
 前回の「ブレイド3」にてアメコミ映画レビュー第一弾は終了し、今回からまた違う映画を見ていきたいと思います。

 今回のテーマははまたもや「アクション」
 えー、何回目でしょうね。三回目くらい? なんだかアクション映画を浴びるように見たかったのでw
 タイトルを与えるならさしずめ「アクション映画祭3 ~拡大版~」といったところです。
 10本くらい見たと思います。その分早く更新できるようにがんばりたいと思います。


 さて、アクション映画の初弾はこの映画。

 XXX.jpg

 いつか見た予告編がよかったので借りて見ました。「ワイルド・スピード」、「リディック」のヴィン・ディーゼル主演映画「トリプルX」

 後々調べてみれば「007」シリーズのオマージュなんだそうな。ということは、ボンド・カーみたいなトンデモ・カーが!?




 【ストーリー】

 タトゥーにスキンヘッドがトレードマークのザンダー。
 彼は命懸けのアクションで海賊版ビデオに自ら出演する、自由な人間であった。
 彼の身体能力は本物で、Xゲームと呼ばれるそのスタントをやる人間にとってはヒーローに近しい存在であった。

 ある日、そのズバ抜けた運動神経を見込まれ、ひょんなことからアメリカのシークレット・エージェントになる。そしてトリプルX(過剰の3乗)というコードネームで、プラハの裏社会に君臨するテロ軍団に潜入しテロリストの陰謀を阻止せよという任務が与えられる。


 【映画の感想】

 映画の全体的な運びとしてはワル(不良的な意味で)がワル(テロリスト的な意味で)を叩く、という感じの映画でした。ヴィン・ディーゼル、もとい、ザンダーのワルさが風刺的で面白いですね。
 たとえば、冒頭の方では政治家に対して「何かあればすぐにTVゲーム規制しやがって。ゲームこそ子供に必要なものだろ」みたいな事を言うんですよ。
 是非日本の政治家にも言ってやって下さい。

 彼も彼なりに「それはちょっと違うんじゃねえか?」とか「わかってないのはお前らだ!」と思ったんでしょうね。そんな考えがXゲームという行動に移り、政府にちょっかいだすようにフリーダムしてるんです。これほどはっきりと自分の考えを行動に移せるのだから、彼を慕うものが多いのもうなずけます。

 だから彼には最後の最後までワルのままでいてほしかった。エージェントとして活動していくうちに正義感が目覚めたのか、自分がワルだということを忘れてるような気がします。ワルから正義に目覚めていく過程も悪くないとは思いますが、ここはワルとしてのエージェントの姿が見たかったですね。他の映画で言うなら「バッド・ボーイズ」のような。
 要するにもっと暴れてほしかった。それこそ車にブーストつけて潜水艦に突っ込むようなハチャメチャサが。
 でもあのリボルバーのギミックは面白いですね。催眠弾だの44口径弾だの切り替えができるあれ。開発したエージェントがエージェントだけに遊びがあっていい。


 最初のつかみはよかったんですが、時間を追うごとになぜか地味臭が漂いはじめます。スタントはすごいんですけど、いまいち燃えないんです。これは多分ストーリーのせい。せっかくいいアイディアなのにストーリーに色がないというのは実にもったいないと思います。過去のアクション映画のテンプレートそのものだったので、なんだかなーです。スタントやアクションでだいぶフォローされてはいるのですが、脚本の人にはがんばってほしかったですね。
 

 完成度としてはやはり無難といったところ。しかし、主演のヴィン・ディーゼルの魅力は存分に味わえると思うので、アクション映画が好きな方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。


 【個人的見どころ】

 名前は忘れてしまいましたが、あのメカヲタクがいい味だしてます。使えるんだか使えないんだかまったく分からない改造車、爆弾に対する無駄なこだわり(ザンダーもちゃっかり真似してる)、自作のリボルバーに対するやたら長い解説および自慢。もう馬鹿すぎるw そんなんだから前線に出れないんだww
 でもそれが彼の何よりの魅力。

 確実にこの作品のマスコット。馬鹿万歳www


 【キャスト】

 監督:ロブ・コーエン
 製作:ニール・モリッツ
 脚本:リッチ・ウィルクス

 出演:ヴィン・ディーゼル、アーシア・アルジェント ・・・他

 上映時間:123分
 配給:東宝東和
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。