幻像水月

 洋画メインで映画のレビューとかリアルのこととか書いてます。

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 本日も映画レビューになります。

 前回、前々回とホラーを続けて来ましたが、今回はジャンルがまったく違う、感動系の映画でもw

 というわけで、今回はこれです

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 スティーブン・キング原作の映画「アトランティスのこころ」です。
 キングはホラー作家ですが、これはホラーじゃないです。原作もよかっただけに、期待できそうです。


 さて、早速見て行きましょう~

 「光陰矢の如し」とはよく言ったものだ。全てが輝いて見え、あの三人と過ごした日々は「冒険」に等しい。
 だが、そんな日々は夢のように過ぎて行き、気がつけば“アトランティス”(幻の国)は消えていた。それが世の大人というものだ・・・・・・。

 時は1999年、身を引き裂くように冷たい風が吹くこの季節。カメラマンのボビー・ガーフィールドは、少年時代にすごした小さな田舎町に訪れていた。
 そして、今は廃屋となってしまった、少年ボビーがかつて住んでいた家に訪れた。

 ・・・・・・ここに来たのはまさに、あの日以来だ。

 時は遡り、1960年。この日ボビーは11歳の誕生日を迎えた。自転車をせがんでいたにもかかわらず、母、リズからは全く期待もしていなかったような物をプレゼントされたが、ガールフレンドのキャロルはボビーにバースデーカードを送られた。そして、ボビーはもう一人の親友、サリーと共に学校へ向かう。
 サリーとキャロルそして、ボビー。この三人で過ごす日々。それが少年ボビーの全てであり、「冒険」であった。

 そんな時、ボビーの家の二階にテッド・ブローティガンと名乗る老人が引っ越してきた。リズは理不尽な理由でこの老人を嫌ったが、ボビーは彼に近づき、この年上の人間と友達になるのだった・・・。
 なんでも知っているような口調で話すテッド(彼に言っていない事ですらお見通しなのだ)。当然、ボビーが自転車を欲しがっていることも知っていた。そこで、テッドはボビーにこんな提案を持ちかけた。

 「毎日、私に新聞を読んでくれたら一週間に1ドルわたそう。ただし、周囲を良く見て、感覚を敏感にしておくことだ」
 ボビーはこの提案を引き受け、テッドに新聞を読むようにするのだが・・・・・・。



 実に透明感にあふれている映画だとおもいます。原作も読んだのですが、映画の情景などは当然ながら自分の思っていたのとちがかったのですが、原作から読み取る空気、もしくは匂いといった目に見えないイメージが僕の想像と合致していて本当に驚きました。
 映画を見ていて、「そうそう、この空気だよ!」と一人で感激してましたw
 アメリカの田舎町の空気をボビーと共に吸い、美しい景色をボビーと共に駆け抜けていく感覚を楽しむ事ができました。

 そして、この作品は「時が経つことの残酷さ」も同時に描いています。これが青二才の僕でも伝わってきて、よくおじさんとかが若い頃の武勇伝を語る意味がここにきてわかったきがしますwww
 まぁ、半分冗談ですが、「時が経つというのはこうなんだ」というのが視覚的に表現されていると思います。
 そんなテーマを直球でぶつけつつ、しかし、どこか優しさや、暖かさがあるような感じで描いているんですね。決して突き放すような表現ではないのがいいと思います。

 これは余談なんですが、原作で好きなシーンが映画にでてこなくてちょっとガッカリしましたw そのシーンこそ、先にも言った、「時間が経つ事の残酷さ」を直球的に感じたシーンだったからです。

 それはこんなシーンでした。

 今はもうおじさんとなってしまったボビーが少年時代に過ごした田舎町に戻ってきた時、原作ではそのついで(?)に昔よく遊んだ公園に訪れるんですね。

 公園には子供たちがいて、野球をしてたんですけど、ボビーが公園に足を踏み入れた瞬間に少年達はボビーを恐ろしいものを見るような目で見て、帰っていってしまうんですよ。
 それを見た後、“今ボビーはこどもの国に入り込んだ大人であり、いまはそういった大人が疑いの目で見られるご時世なのである”と、語られています。

 このシーンが一番印象に残ってたんですよ。もし、ボビーがまだ子供だったら、仲間に入れてもらえたでしょうが、彼は大人なのですね。この作品で言うところの「アトランティス」を失ってしまっているんですよ。

 このシーンから伝わるもどかしさというか、やるせなさというのを、ぜひとも映像で見たかったのですが、うまいこと行かなかったようです・・・(;´Д`)

 まぁ、そんな残念なところはありましたが、あくまで私的な事です。内容はとてもいいとおもいます。
 ・・・・・・と、言いたいところですが、「ロウ・メン」と称されている存在が現れるんですが、映画版では諸事情により、そのあたりの設定が変えられていて、映画のほうはその設定の説明にやや不十分さを感じるかもしれません。

 もし、この映画をご覧になって、面白い!と思った方には是非原作を薦めたいと思います。
 上・下巻となっていて、ちょっと長いかもしれませんが、原作も素晴らしい作品です。是非に!
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