幻像水月

 洋画メインで映画のレビューとかリアルのこととか書いてます。

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  気づけば10月です。早いものです。10月なのにあんまり涼しくなりませんね。なんか10月中ごろからぐっと気温が落ち込みそうな気がします。また風邪引きそうだ・・・・・・。そうなることやら。

 そういえば、明日は噂のガンダム00の放送日だそうな。怖いもの見たさで見てみることにします。こっちもどうなることやら。


 さて、ちょっと日にちがあいてしまいましたが映画の話にはいります。今回はメジャーどころで。

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 元々は「シャイニング」、「フルメタル・ジャケット」のスタンリー・キューブリック監督が考案したストーリー。
 スティーブン・スピルバーグ監督の「A.I.」です。

 当時天才子役として話題を呼んだハーレイ・ジョエル・オスメント氏が「シックス・センス」に引き続いて高い演技力を評価された作品ですね。
 そんな彼のことです。今はきっと立派な俳優になっているだろうとか思ったらマリファナ所持でブタ箱に送り込まれているそうな。
 当時の純朴さはどこへ(つД`) (しかも僕と同い年という事実をしってショック倍増)


 さて、そんなわけで、「A.I.」のレビューです。


 【ストーリー】

 舞台は近未来。この時代の人々の生活にとってロボットは欠かせない存在となっていた。
 家事の手伝いを行うもの、性的欲求をみたすためだけの人間型のロボットが街に溢れかえっている。
 そんな中、ロボット開発会社のひとつが最新型のロボットの開発に成功した。それは「愛」という感情を取り込まれた、かぎりなく人間に近いロボットであった。
 人間の年齢の11歳程度の子供の形をしており、それはデイビッドと名づけられた。

 デイビッドは不治の病におかされた息子、マーティンを持つ両親の元に送られることになる。
 デイビッドが両親の愛に包まれるようになっていくらかの時が過ぎた頃、不治の病に冒されていて回復の兆しが見えなかったといわれていたマーティンが奇跡的な回復をとげ、見事退院を果たしたというのだ。

 回復をとげたマーティンはロボットであるデイビッドをからかい始めるころには、デイビッドの幸せは少しずつ崩れていくのであった。


 【映画の感想】

 いくらロボットとはいえ、子供であるデイビッドが両親(とくに母親)の愛情を受け、至福というものを知り、この時が一生続けばと願ったその瞬間にデイビッドは過酷な旅を強いられることになる姿がなにより印象的でした。

 マーティンにそそのかされてあれこれと誤解を受けてデイビッドの幸せが崩れていく様が非常に分りやすくてテンポも良かったと思います。
 何よりデイビッドがお母さんに見放されてしまったデイビッドが一人で旅をし、そこでいろいろな物を見、そしてそれに触れていく展開にとても興奮しました。
 ロボット解体ショーでデイビッドが見たもう一つの現実、ジョーとの出会い。この展開が実に巧いと思います。
 一途に母を捜し、巻き込まれるようにして解体ショーに巻き込まれ、いざ解体されようかという事態になってからのデイビッドの「助けて・・・・・・」は頭に非常に強く残りました。デイビッドだからこそ言えた台詞だと思いますし、なにより母を捜す意思の強さの裏返しの弱さも見せた台詞でもあります。

 そのシーンに入る少し前の、保母さんだったかなんだったかの、頭が半分しかない女性型ロボットもよかったですね。登場時間は少ないものの、非常に存在感があります。そのためか、彼女との別れは切ないですね。できることなら立派だったと言ってやりたいです。

 そして、デイビッドの友達ともなるロボットのジョーがまたいい味をだしてます。最初見たときこそ「何コイツ」と思ったものですが、一身を捧げるようにデイビッドの力となる姿にはもはや絆すら感じることができました。自分のことよりもデイビッドのことを優先し、だまって彼についていく姿が非常に印象的です。彼とも別れてしまうシーンにはやはり軽くショックを受けたものです。

 絆といえばデイビッドを影からささえた熊の高性能ぬいぐるみ(?)のテディの存在も忘れてはいけませんね。たかがおもちゃがデイビッドの頭脳となるのはちょっとアレだと思いましたが、ぬいぐるみに助けられ、立派な登場人物として確立しているから非常に面白いです。おそらく、この物語一番の苦労人です。とにかくけなげ。動き方も可愛いから異常なほどの愛着が沸くこと必須。
 「もっとテディを映せ!!」と内心叫んでるのは僕だけではないと思いたい。テディがデイビッドを探すために解体ショーの会場を右往左往してる姿なんてこの映画唯一にして最高の和みシーンです。

 デイビッドはもっとテディを大事にして、かまってあげようね。友達なら会話しようよ、とw


 これらの素晴らしい展開に僕のテンションは最高潮になったものですが、このテンションが終盤で一気に収束するとは思いにもよりませんでした。


 物語の本質から別の意味でずれていくラスト。今までの展開はどこ吹く風といった風情を感じるほどぶっ飛んだ世界観。スピルバーグが「さぁ、泣け!」と言っているようにしか見えないクライマックスシーンにもはや愕然としました。

 ジョーとホテル街みたいなところに行くまでの展開は良かったのにどうしてあんなラストに持ち込んでしまうんだ! スピルバーグの馬鹿!。・゜・(ノ∀`)・゜・。

 中盤までが非常に良かっただけにこのラストにはガッカリです。あの終わり方で本当に良かったのか、デイビッドは。それでは悲しすぎるような気がします。
 あれは「幸せ」じゃなくて「慰め」ではないかと。


 結局、デイビッドにとってあのジャンクランドのショーでみた情景も、他のロボット達と一緒になって回収屋から逃げまとったことも彼にとっては「母に会う為の通り道」でしかなかったってことですかね?

 モニカにすがりつくのはプログラムとしてインプットされてしまってるからしょうがない事としても、それ以外にも大切なことがあるだろうと言いたい気分です。ある意味、ジョーやテディの願いを踏みにじってます。
 序盤からほとんど成長していないデイビッドはいかがなものか。人としての機能を優先させたデイビッドなら当然、物事を学習するプログラムがあるはずだし、いくら子供でもそれが重要なであることは理解できると思うのですが。

 このラストさえ何とかなれば非常にいい映画だったのですが・・・。プラスマイナスゼロかなぁ。


 【個人的見どころ】

 まず映像面は非常に優れていると思います。嘘っぽさを感じさせないロボット達や背景をはじめとする箇所に使われている美麗なCGに出演者たちの高い演技力などなど。

 物語の背景には小難しい倫理やらなんやらが積み込まれているようですが、僕のように何にも考えずに見ても楽しめると思います(ラストに関してはともかく)。

 あとはテディのけなげさに注目してやってください。とにかく頑張ってます。
 おもちゃとはいえ、言語能力は相当なもので、それでデイビッドをサポートするシーンもちらほら。声が渋いくせになかなか可愛いので是非うちにも一台w


 【キャスト】

 監督:スティーブン・スピルバーグ
 製作:スティーブン・スプルバーグ、キャスリーン・ケネディ、ポニー・カーティス
 脚本:スティーブン・スプルバーグ、イアン・ワトソン

 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー

 上映時間:146分
 配給:ワーナー・ブラザーズ
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